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中央大学を卒業してなんとなぁ~く生きている人間のブログです。(笑)気楽にアクセスしてくださいね。

男性30歳会社員

東京郊外の駅、男性はいつものように満員電車に乗り込む。

社会人8年目なのだが、空気の薄い満員電車にはいまだに慣れていなかった…

そして駅を降りていつものように会社へ行く。

それが男性の変わらない日常だ。

そんな当たり前のことが辛く男性にのしかかっていた。

昔の自分と今の自分…最近全然笑っていない…

昔は友達とよく遊んだり、皆と部活と勉強に一生懸命だったり、笑顔と活力に満ち溢れていた。

でも、今の自分は…会社に行っても息をしているだけ、お金を貰うために毎日嫌なことをして時間を消費しているだけ…そんな毎日に嫌気がさしていたが、それが大人になることなのだと心に言い聞かせていた。

ある日、友達から飲みに行こうと誘いがあった。酒を友達と飲み交わしていくうちに昔の自分に戻っていった。その友達は昔と変わらない、活気に満ちていた。

その友達は男性と同様営業職に従事していて営業成績が常にトップなのだという。

トップを目指して様々な努力をしてきたという話を聞いて、目標を持って生きている友人が眩しく見えた。

「俺も友達のようになりたい」、そう男性は思った。

それからというもの男性は死に物狂いで努力した。毎日仕事が終わったら家に帰宅して自助努力。休日も近所のカフェに行って自助努力。自助努力を重ねていった。

努力の結果、男性は育児休暇に入っている主任の代理主任として営業部を指揮するようになる。積極的に飛び込み営業をしていき、会社の売上が1.5倍になった。

男性は充実感でいっぱいだった。昔のように笑顔が戻る…そのはずだった…

しかし、事情が変わっていく…

育児休暇明けの主任が戻ってきたのだ…

「育休明けの女性主任よりも結果を出したのだから私が主任だ」と思っていた。

しかし、現実は違った。

会社は育休明けの女性社員を主任に戻したのだ。

男性は失望した。「私の努力はいったい何だったのか…」怒りが収まりきれなかった。

「なんで、女性よりも男性が虐げられなくてはいけないんだ…」

「男性への逆差別ではないのか?」「そんなに育児休暇明けの社員が偉いのか…」

男性は上司に抗議した。しかし、抗議は実らなかった。

「誰が営業成績を上げた?」「誰の努力で会社が潤った?」「能力によって正当に評価しないお前ら日本企業に逆襲してやる。」

そう言い残し、男性はオフィスにあった椅子を蹴飛ばして、会社を辞めた。