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kazuNETの追憶 https://twitter.com/kazu51311101

中央大学に通う大学生のブログです。(笑)気楽にアクセスしてくださいね。

ベンチに座る2人

社会人の男性がベンチに座って本を読んでいると、1人の女性が男性と同じベンチに座ってきた。

女性も男性と同様、読みかけの本を手に取り、目を本に向ける。

男性も女性も無言で本を読み進めている。

何か話をするわけでもなかったが、何となく「安心感」を感じていた。

それから…

毎日男性も女性も同じベンチに座り本を読むようになった。

ある日、男性は本を読むのをやめて、表情を変える…

男性はある悩みを抱えていた。

男性は会社の部下から嫌がらせを受けていたのだ。部下に声をかけても答えてくれない…

偶然、男性は部下の会話を聞いてしまった…「あいつうざい」「使えない」

男性は精神的に参っていた。

女性も本を読むのをやめる…

女性もある悩みを抱えていた。

女性は上司からセクハラを受けていた。

上司から「お前はいつ結婚するんだ?」「俺と2人で飲みに行かない?」

上司からそんな言葉を毎日のようにかけられて女性も精神的に追い詰められていった。

いつからか女性は会社にいくのをやめて本を読んでいる男性のベンチに座るようになった。

女性は男性に対して同じ雰囲気を感じていた…

男性も女性もお互いが「社会という現実」や「人間関係」に苦しめられていたのである。

「残酷な世界」を男女ともに感じながらも、「今この瞬間が一番幸せかもしれない」と心の中で思っていた。

そして今日も男性と女性はベンチに座る…

ベンチに座る2人…。